湯布院の水 湯布院の水 湯布院の水 湯布院の水 湯布院の水

ふるさと
を想う

由布院鞠智(くくち)。
2008年に創業し
散策客で賑わう湯の坪街道に店を構えています。

屋号の「くくち」は店主のふるさと
熊本県菊池市のとなり、山鹿市の古城・鞠智城に由来します。

ふるさとを想い菓子屋として新しい章をはじめよう。

そう決意し
かつての呼び名を屋号に選んだのは
在るものを活かし、新しい発想を加えるという考えによります。
先人の考えや技術を受け継ぎ
時代に合った工夫ややり方を重ねてきた
日本人思想や姿勢そのものを大切にしています。

菓子が
息吹く

ひとつひとつに手間をかけること。
なるべく機械化しないこと。
馴染みのある菓子に新しい息吹を加え
どこにもない心に残る味をつくること。

開業時の主たる商品は
九州産フルーツを使ったコンフィチュールでした。
少しずつ店を知ってもらえるようになり
さらに探求する心、創造する楽しみが増し、挑戦する日々。

そんななか、あんこづくりを得意とする和菓子職人を迎え
大きな銅鑼を想い起させる名物・銅鑼焼きが生まれたのです。
パッケージは画家・鄭東珠先生にお願いし
鞠智の菓子は
さらにおいしく彩られていきます。

常に
生まれ
変わる

骨董の器や古材などの趣きある表情。
かねてより、歳月を経て魅力が増した古いものを取り入れて
店をつくりたいと想っていました。

450坪の敷地に店を建てるとき
縁あって飛騨高山の古民家と出会い
立派な梁や風格のある柱を活かした工房兼店舗が誕生。

時間をかけながら、喫茶や軽食スペース、
テイクアウトコーナーなどを増設し、
2023年には、地域の生態系を育む
ビオトープ完成しています。

菓子づくりも店づくりも それぞれの個性が輝き、
生まれ変わる姿を見ることが何よりもうれしいことです。

鞠智が
ひらく

初夏の軒下に子育てをする
つばめが舞い戻り
庭の池に四季折々のさまざまな生きものが集う。

里山のような豊かな営みがゆっくりと育まれ
10年後、20年後、
さらに素晴らしい風景が
広がっていることでしょう。

見たことがある風景や商品のようでも
ここで、他では味わえない
心地よくあたたかい気持ちになっていただけたらと願って
一歩一歩、丁寧なものづくりに
これからも向き合ってまいります。